2011-10-27 第179回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
でも、ヤイターさんという方、北神先生はよく御存じだと思うんですけれども、ヤイターさん、これ、レーガン政権の通商代表でして、ブッシュ政権では農務長官を務めた方なんですね。レーガン政権の通商代表時代のヤイターは、日米半導体協定とか米加、アメリカ、カナダの自由貿易協定の締結を手掛けた方なんですけれども、ところが、この米加自由貿易協定について、後にこう語っているんですね。
でも、ヤイターさんという方、北神先生はよく御存じだと思うんですけれども、ヤイターさん、これ、レーガン政権の通商代表でして、ブッシュ政権では農務長官を務めた方なんですね。レーガン政権の通商代表時代のヤイターは、日米半導体協定とか米加、アメリカ、カナダの自由貿易協定の締結を手掛けた方なんですけれども、ところが、この米加自由貿易協定について、後にこう語っているんですね。
二〇〇三年七月十八日、元米通商代表部代表・農務長官クレイトン・ヤイター。日本が農業改革に踏み出すことは、農産物を輸出する発展途上国のみならず、日本の長期的な利益をもたらす、アメリカ国民はイラク戦争とその戦後復興への日本の多大な支援に深く感謝している、日本は期待にこたえた、日本が農業改革でも同じことをしてくれることを期待している、こう言っております。
当時はダンフォースさんがなかなか厳しいことを言ったものですから、当時のスーザン・シュワーブとか、今、日本に来ているグレン・フクシマさんとか、ヤイターさんには会えなかったけれども、スミスさんとかいろいろ会って話をして、米は別なんだよと、実際は。
ただ、私もヤイターなんかと話しておりましたときに、日本の農業規模は小さいじゃないか、零細じゃないかといろいろなことを言われました。おまえらのせいだ、こういう話なんですが、でも、やはり戦後の農地解放というのがあってぱらぱらぱらっと細かくなっちゃって、それも私は大きな原因だと思いますよ。イギリスも同じ島国ですけれども、食糧自給率は大体一〇〇%を超えていますね。日本の国はそうじゃない。
くしくもといいますか、七年前、私は農林大臣をいたしておりまして、ウルグアイのプンタデルエステにおいて倉成外務大臣があれをお約束して帰られる、これは大騒動だというので、いろいろその間ありまして、特に私としては、アメリカのリン農務長官、ヤイターUSTR代表を日本へお招きして、アメリカのそういう考えにはノーである。
私が通産大臣のときに半導体、一三%しか日本にシェアがなかったんだが、それを二〇%にしてくれしてくれといってヤイターさん方がうるさく言った。それはできない、しかしながら、あんた方が努力をすれば、聞いてみるとまだ売れる余地があるから、頑張れば二〇%ぐらいになる可能性はここ五、六年ぐらいの間にあるよと言ったんだよ。
○国務大臣(羽田孜君) 今もう総理から私の思うところをほとんどお話しになったわけでありますけれども、まさに私はこの交渉が始まったちょうどそのときにアメリカにいて、RMAの米の提訴、この問題でヤイターさんと実は話し合う、そのためにちょうどアメリカにおりました。プンタデルエステからお帰りになったヤイターさんとその後お話をいたしました。
結果は、我が国として到底のめる案ではなく、決裂して大臣が日本に帰り、その後アメリカもまた新しい考えを持って、当時のヤイター農務長官が今度は日本に来て交渉を妥結させました。厳しい交渉でありました。 総理、あなたの内閣の交渉は、これでも、こうした前例とにらみ合わせながら、一生懸命国益をかけてやってきておられる、そのようにあなたはお答えができるでしょうか。ぜひあなたの姿勢を伺いたいものであります。
そして、RMAが日本のお米を三〇一条で実は提訴したときに、プンタデルエステから帰ってこられたヤイターさんと実は私はお話をいたしました。ヤイターさんも日本の米問題は非常にセンシティブだなということをよくわかっておられたんです。そして、一週間後にまた私はアメリカへ行きまして、また日本の事情を改めて説明し、彼は翌日それを却下してくれたわけなんです。
ドンケルさんやあるいはヤイターさんなんかは何げなくこのぐらいはやれるんじゃないのかというようなことを言っておりましたが、またそれは何にも話がないことであろうというふうに私どもは思っております。
プンタデルエステの宣言が行われてから、それからこの方ずっと交渉が続けられてきたんですが、アメリカの交渉最高責任者は、当時ヤイターさんだったんです。ヤイターさんが何と言っていたか。世界で最も貿易歪曲効果の大きいのは輸出補助金である、これは全廃しなければならない、だから輸入国は全部関税化に置きかえてくれ、これが条件だったんです。それでバランスがとれるというのが考え方だったんですよ。
これからワシントンでいよいよヤイター通商代表と会談をしようとホテルを出ようとしたときに、羽田さん覚えているな、東京から電話があって、日本は牛肉・オレンジの完全自由化をするという約束をしたといって今NHKが報道しておる、どういうことだ、こう言われて私どもは立ちすくむ思いがしました。
それから、もう一つちょっと総理にお伺いしたいと思うのですが、実はせんだってエスピー農務長官がおいでになって、農林水産大臣、それから総理もお会いになったと思うのですが、そのときに私もお目にかかる機会があって申し上げたのですが、ウルグアイ・ラウンドの交渉当初に、当時のアメリカの代表はヤイターUSTR代表だったのですが、その方が、貿易歪曲効果を一番大きく持っているのは輸出補助金である、したがって、輸出補助金
○武藤国務大臣 私も三年前、たまたま通産大臣のときにこの問題で当時、ヒルズUSTR代表、またヤイター農務長官、あるいはベーカー国務長官等といろいろ率直な話をいたしましたけれども、アメリカ側も正直いろいろと意見が、弾力的な意見をおっしゃる方と非常に厳しい意見を言う人とあるわけですね。
実はあのときに、今は関税化の問題が大きな問題となってまいっておりますけれども、三年前は関税化の問題、必ずしもやらなければいけないと私は考えておりませんでして、たまたまあのころはミニマムアクセスの方がどちらかというと大きな問題として出てきておりまして、アメリカのヒルズあるいはヤイター、そういった方々との交渉の中で――私は今は外務大臣ですから、大変言葉を慎まなきゃならぬのでございますが、やはり内外に与える
裁判二回やって、これはヤイターさんは当時、そんなのはもう多国間交渉でやればいいんじゃないか、こういうことでガットに持ってきたという経緯もありますね。
私も去年、農林水産政務次官をしておりましたときに、七月十六日にカーラ・ヒルズ、七月十九日にヤイター農務長官とも会っていますが、彼らの言い方は、ウルグアイ・ラウンドが貿易体制を守るために非常に大切であって、長年努力してきた、特に農産物しか輸出するものがないような低開発国にとって、これが妥結されることが非常に大切でありますが、日本だけが反対してパアになっちゃった、こういうことになると大変問題になるのではなかろうか
これは私、ここでちょっと念を押しておきたいのですが、リンさん、ヤイターさんとそれから日本との間で、この米については二国間交渉はやらない、ガットで定まるルールによることにいたしましょうというような取り決めがこれは行われているというふうに私は理解しておるのでありますが、私は、アメリカがいら立って二国間交渉を求めてくるというようなこともないわけではなかろう、その可能性ですよ、この可能性がないわけではなかろうというふうにも
就任間もない昭和六十三年三月、長年にわたり難航を重ねてきた日米間の牛肉・オレンジ自由化問題の決着を図るため、先生は、政治生命をかけて渡米され、農産物交渉でヤイター通商代表と厳しく対峙したことは、今なお私どもの記憶に新たなるところであります。
○国務大臣(近藤元次君) 先ほど一つ答弁を漏らしましたけれども、武藤前通産大臣とヤイターさんの発言については農林水産省は承知をいたしておりませんし、ノンペーパーが出てきたときの通産大臣、外務大臣、前農林水産大臣の態度を見ておればそういうことではなかっただろう、こう判断をいたしております。あわせて、今の問題で国内産で自給するという方針には全く変わりはございません。
また、当時のヤイター・アメリカ農務長官が当時の武藤通産相と話し合って、日本側がミニマムアクセスの受け入れで米の開放に踏み込めば輸入水準を十年間凍結すると約束していたという報道もありますけれども、農水省はこのヤイター・武藤の密約を知っていたのではないですか。そしてまた、大臣はこうした与党の間で次々と行われる部分開放の言動についてどう受けとめていらっしゃるのかもぜひお聞きしたいと思います。